せんせいになろう
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実践!こんなふうに勉強してみました
 何度も言いますが、効率的な勉強の方法は人それぞれです。私は計5回4地域で挑戦しましたが、1次試験合格率は100%なので、初心者+忙しかった私にはあっていた勉強方だったんじゃないかなと思ってます。
 ちなみに、2次試験合格率は40%です。失敗したうち1回は受験票を忘れましたヽ(´∞`)ノ アヤャ...
 その時以外も情報開示をしてみると、何か1つの試験が必ず足を引っ張っていて不合格。その他の試験は結構高得点なのになぁ。さらに、前回高得点だったカテゴリーが次はダメだったりしています。
人間的にムラがあるのでしょうか…。

ちなみに… 噂では受験票忘れや、遅刻は受験はできてもアウトだそうです。(少なくとも私が受験地は)
「大切な時に忘れ物をしたり、時間に間に合わない人では困る!」そうです。そりゃそうだ。痛いお勉強でした。

そんな私ですが、参考までに受験までの足跡をどうぞ。

3月以前
仲間づくり!情報を蓄える時期!
 12月頃、教員の友人にハッパをかけられた。当時教員免許をとる通信を始めたばかり。教育実習にいけるかどうかさえわからなかったのに、「今からやらなくちゃダメだよ!」と言われ、大いにあわてる。

 しかし、あわてたところで… (?-?)ナニをしたらイイノ???

で、インターネットでみなさんはどんなお勉強をしているのかな?と探してみたら…

 教育用語が難しくて理解できない。…(-_-)ゞ゛
 オンラインの実力判定テストも何を聞かれているのやら…ヾ(≧∇≦)〃ワカラナーイ!

 なので、初心者にやさしいサイトを探しました。
そして、見つけたのが、近所で開かれていた勉強サークル。「ここでHOW TOを教えてもらおう!」

 思い切ってのぞきに行ったら、とても素晴らしい出会いがありました。
 残念ながら、トキメくような出会いじゃなかったけど、励まし合い情報を交換し、お互いの良い点を吸収し、改善点を指摘しあえる仲間ができました。ヨカッタ、ヨカッタ。

 学生なら学友でもいいし、講師仲間でもいい。誰もいなかったら一般向けのセミナーでもいい。誰か励まし合える仲間を見つけられたらモチベーションアップしますよ。
まずは、敵ではなく、同僚となる仲間を見つけることを強くオススメします。

 そして、私は春までだらだらと世間話をする会に参加。
それでも時々、教育の話題にふれるのでも、受験を忘れずにいられた効果はあったかな。

 あ、ちなみに期待していたHOW TOは教えてもらえませんでした。というかそんなものはない!ということがわかりました。自分なりにプランを立てて、自分の弱点を知りながら、それぞれ頑張る☆
それしかないんだと思いました。がんばりましょう☆
4月
過去問を解く!
 とにかく何も知らなかったので、過去問を集めて解いてみることにしてみました。各自治体の過去問の本もあるし、現在は情報公開もすすんでいるので、しかるべきところへ行けばコピーができます。
 「どこへ行ったらいい?」
それは自分で調べてね。ネットで情報は探せるし、自治体へ直接電話しても答えてくれると思いますよ。

 私が手に入れられたのは、過去5年分。「もっと欲しいよ〜」ってはじめは思ったけど、5年分もやると頭が痛くなります。結果的にちょうどいい量でした。時事ネタも古くなるしね。

 手に入れたことに満足して、やる気満々!

 そして早速取りかかったら……マッタクワカラナイヨォォォォォォ( iдi )
全部解くのに時間かかりました。知識が全く受験レベルじゃなかったんですね。
でも、出題されたところはとりあえず丸暗記したよ!

各地の教職・一般教養   各地の小学校全科   各地の論作文・面接

教職教養!
 過去問を解くのに大活躍したのが書き込み式の参考書ランナーセサミノートなど、いろいろなタイプがあります。内容はほぼ同じ(?)なので、書き込む量やレイアウトなど、自分に合ったものを選ぶといいと思います。
 ちなみに私はランナー派。理由は合格した友人が使っていたからです。

 これも各分野1冊、答えを写すだけでも結構時間がかかります。蛍光ペンを引きながら、写し終わる頃には、テストにはこんなのが出るんだなぁって何となく解るようになっているのがGOODでした。いつでもここへ戻ってくればいいって安心感もありました。
 解らない問題が出てきたときにはまた戻ってマーク。自分の弱いところが見えてきます。

 次は、教員養成セミナーの解体。この時期だと、最新版はまとめの時期。
それでも、あせらず、9月号からの雑誌を時事、教育原理、教育心理、教育史、教職専門問題など分野別にファイリング。難しい問題もあるけれど、出題頻度が高くなければ、少し気にとめるぐらいで解き進めていきました。もちろん後で戻ってこられるようにマーキングは忘れずに。

 大きな図書館や大学図書館へ行けばバックナンバーが手にはいることもあるし、手に入らなくても気にしない。3月号ぐらいからの総まとめや特別号からでも頑張れば資料は十分集まります。


教員養成セミナー
最新号
バックナンバー

 で、1年分を終わらせようとするとかなり時間がかかるし、飽きてくる。
 この間に論文をやってみたり、教育基本法を暗記したり、できることからやっていった。
とにかく毎日机に向かう習慣をつけることが目標。
勉強し慣れてないので、お尻がうずうず。受験に関係ない本を読んでいてもいい、とにかく図書室に座ってました。

教育方針解析!
 上記参考書には、詳しい教育時事が載っていないんですね。どんどん状況は変化していくから。

 答申教育再生会議などのまとめも大切ですが、初心者には読みこなすのが大変。さらに文科省のHPはとても読みづらい。
 私は、まず、最近1年の文科省発行の文書リーフレット自治体発行のリーフレット広報誌研修資料などをできるだけ多く手に入れました。
 リーフレットの集め方は簡単!教育委員会や公民館などに"どうぞ持っていってください"っておいてあります。市民向けにつくられているので、自治体が力を入れている教育の方向や本質がわかりやすく書かれています。

 広報誌、研修資料はいろいろなツテを使って手に入れる。広報誌ならインターネットで公開されていることも多いです。

 で、量を読んでいくと、たくさんの文書に何度も同じことを言葉かえて言っていることがわかってきます。国の方針をふまえながら受験する自治体の力を注いでいるところ、やり方を読みとる!読解力ですね! 

 あ、日本の教育を方向付けるのは答申。(最近は教育再生会議も?!)
今は読みこなせなくても、資料はこの時期に手に入れておきました。資料集めは得意なんです。

過去問解析!
 これはかなり念入りにしました。
自治体の傾向はもちろんですが、1年分の試験の中に、大きく分けてどのくらいの割合で各分野が出題されるのか、筆記・選択問題の割合、出題頻度・傾向などを表にして分析しました。

 この時期ではまだボヤッとわかる程度でも、あとから威力を発揮すると思いますよ。(たぶん)
 出題者が毎年同じとは限らないけど、あまり急激な傾向の変化はないと思います。
また、毎年、教員として基本的な点や、時代の流れなどから、「ここは落とせないだろう(このぐらいの知識と資質は教員として持っていて欲しい)」という箇所は必ずあります。
出題者の側にたって、「今どんな教員を期待しているのか」「毎年聞きたいところ、最近出題されてないけれど大切なところは何か」を分析していくことで、かなり出題内容は予想できました。
5月
 このころには教員採用試験がどんなものか、今の教育に何が求められているのか、ぼんやりとながらも全体が見えてくるころです。
 自分に足りないところがみえてくるのと同時に、もっと知りたくなっていたらもう体が受験モードになってきている証拠。そろそろ長時間机に向かうのも苦痛に感じなくなってきました。(ヤッター!)

教職専門!
 4月にやることをたくさん設定してしまったので、まだ、教職教養の終わりが見えていない……。
でも気にしな〜い。教職専門は教職教養ほど覚えることはない!とみた。

 まずは、学習指導要領にある各教科の目標をチェック。過去問から、語句の穴埋めが問われることが多いものはしっかりと覚えるし、そうでないものは内容を理解する。

 その次は、先月解体した教員養成セミナーをひたすら解く。セミナーは全ての自治体に漏れがないように構成されているので、細かいことや難しい出題も多い。過去の傾向から、「これは絶対でないだろう」って問題(解けない問題も含む)は軽く流して、出題されそうな問題や暗記に力を注ぎました。

願書作成!
 ちょうど、このころ、願書提出です。
 丁寧な字で、間違いなく仕上げることをこころがけました。
 願書に志望動機アピールを書くことがあります。これはテストと違って、じっくり練ることができる文章です。自分がどんな教師になりたいかを、簡潔熱く訴えることができているか、いろいろな人にチェックしてもらいました。自分に酔わず、全く知らない人が読んでも理解できる言葉や文章に仕上げることが大切だと痛感しました。

 勉強時間をこれにかなり費やしましたが、ここでしっかりと考えて、文章にすることで、自分の理想の教師像が明確になってきました。
「そのために何ができるのか…。」
面接や論文=自分らしさをアピールする場面での大切な基礎づくりだと思います。

 直接、得点に響くかどうかはわかりませんが、この資料を元に面接で質問されることもあります。また、他に資料がないので、採用された後も、少なくとも赴任先の学校長は目を通すと思います。丁寧に書いて誠実さもアピール!のつもりで書きました。

※書類は提出前に必ずコピーをとっておきましょうね。

論文・面接対策!
 論文の対策と面接の対策はとても重なる部分があります。
出題の主旨を読みとる→自分の考えをまとめる→順番を決めて結論を出す

 1次に論文がある場合はそろそろ準備をはじめるころ。原稿用紙の使い方誤字脱字起承転結などに気をつけて書きました。このころは1週間に1本ぐらい。慣れてきたら、時間を計って書く練習をしました。そして、必ず第三者チェック。いくつか書いているうちに、いろんな意味での自分の癖や自分が教師としてどんな理想(こだわり)を持っているのかが見えてきました。

 もちろんこの訓練は面接にも生かせます。自分の思いの軸をしっかり持っていれば、そこからでる言葉は矛盾がなくなります。暗記じゃなくて、思いこむことが大切。
第三者面接では、よく、筋が通っているねって言われました。自分の気持ちを表せる言葉をみつけましょう。

オススメ
 できるだけ、共通のテーマで友人と論文を読みあったり、面接練習をするといいですよ。
文章や内容をチェックすることができるだけでなく、自分の枠を越えたすばらしいアイディアにも出会えます。お互いを高めあっていけたらいいですね。
6月
 初めの年は教育実習もあったし、2年目は講師の仕事に追われて、この時期までに目標通りに勉強が進んでいませんでした。6月は、調整と総まとめの月ですね。
 実習は全力で頑張りましたが、採用試験を受けることを忘れない程度にやっぱり勉強の習慣は守りました。2〜3時間ぐらいしかできませんでしたけど。実習も、「時間がぁぁぁぁ」とマイナスに考えるのではなく、子どもの成長課程を肌で感じられたり、今までの論文や面接対策で悩んだところなどを現場の先生に質問できるいい機会です。
 講師をしていたときも、同じです。
学生であっても、講師であっても、子どもからたくさんのパワーをもらい、まわりの先生を見方に巻き込んでエンジンを加速させていきましょう。

総まとめ
 一通り勉強が終わったら、まずは自分を褒めちゃいました。「私ってエライ!」(= ̄▽ ̄=)V
予定通り進んでいなくても大丈夫。全部さらったんだから、頭のどこかには残っているし、あれ?と思っても、戻る場所がわかっている。今まで頑張ってきたことは確実に身に付いてきているんです。
 後は、ひたすら問題を解いて、苦手箇所を克服したり、過去問にもどって、受験地の傾向時間配分などを訓練したりしました。

 このころになると4月には難しかった答申の意味が分かるようになっていました。積み重ねって力になっているんですね〜。

オススメ
 …ってほどでもないですが、問題集はたくさんのものをやるよりも、ひとつのものを繰り返しやった方が効率的だと思いました。わからない問題に次々出会う不安も少ないし。ということは、最初の問題集選びも大切ですね。
 私は、国、自治体発行の資料と学習指導要領ランナーセミナーのみ。これだけでもかなりの量です。

時事のオススメ 月刊ニュースがわかる(毎日新聞社)
 子ども用の月刊誌ですが、ポイントをついた内容が、たのしく、わかりやすく載っています。毎月配達されるのを楽しみにしていました。

不安ならこれも! 教育用語の基礎知識 (2010年度版)
 毎年新しいのがでています。これに書いてないことはあまり大切なことじゃないって思ってもいいかもしれませんよ。

面接対策
 5月からの論作文対策の続きです。自分のなりたい教師像やそれに対しての自分なりの答えがあれば恐れることはありません。

 初めは過去に聞かれたことをノートに書き出し、一問ずつ答えをまとめていきました。その頃は練習していても暗記した答えを暗唱しているようで、答えの引き出しを探すのにおろおろしていました。他の人と面接練習をして思ったのですが、質問者は用意した(暗記した)答えはすぐに見破ることができます。また、暗記は、想定外の問いに弱い。自分の思いの軸が定め、どんな質問も、自分の言葉で熱く語ることができるようにしてください。思いこみも大切です!(教師は役者!)

 面接ではもちろん内容が一番大切ですが、第一印象やちょっとした仕草も大きな影響を与えることも考えて、「清潔な身なり」を心掛けました。あとは、「丁寧で適切な言葉遣い」「挨拶」などなど。わかっているつもりでも緊張するとすっかり忘れてしまうので、日頃から練習しておくことが大切だと思います。
 私はあがり症なので、何度も練習したにもかかわらず、本番で緊張のあまり涙がでてしまったことがあります。あなたも予想もしないことが起こるかもしれませんよ。

オススメ
 論文同様、第三者チェックをすると当日緊張がやわらぐかもしれません。
自分では気がつかない、話し方の癖視線表情などを指摘してもらえますし、するべきです。
受験者どうしで行うのもいいですが、採用の立場がわかるような人にお願いしてみてもいいと思います。私は、校長、教頭、教員など、先生の立場からも指摘してもらいました。
7月
教育心理・教育史
 私、昔から暗記物は苦手なんですね。さらに、私の受験地は教育史がほとんどでない。教育心理はでたり、でなかったり。それでも、出題されたら困るので、直前に覚えました。

暗記と心の準備!
 もうここまで来たら、自分が積み上げてきたものを信じるしかない!
残り10日間ぐらいは、まとめた資料を読み直したり、暗記をしながら心を落ち着かせました。
「学習指導要領」「教育基本法」「自治体の教育目標や重点項目」は基本ですよ。

2次試験体験談へつづく







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